体に蓄積される毒素

 

体にとって有害で、細胞の働きを滞らせたり、悪い作用をするものは体に取り入れたくないし、入ったら出したいですよね。

 

私たちを取り巻く環境の中には数多く様々なものがありますが、その中のいくつかをお伝えします。

 

 

食品添加物

 

食品添加物は、ひとつ一つの食品添加物ごとに人体に害を及ぼさないということで厚生労働省で認可します。

毎年認可される食品添加物は増えています。

 

日本は、1500品目以上の食品添加物を使える世界でも吐出した国です。

 

オリンピックの時に海外の記者たちが、日本のコンビニの美味しさをずいぶんと記事に書いていましたが、それは食品添加物の恩恵があるからです。

 

気軽に買えて安い!時間が経っても、食感が良い、傷まない、色が変わらない、しっとり柔らかい、、、などなど。

安く気軽に買って食べられるものには、理由があります。

 

食品添加物のひとつ一つの毒性検査はされていますが、単品で使われることはほぼありません。

複合的にとった場合に起こる毒性は検査対象になっていません。

 

これらは私たちに必要な栄養とは違うものなのは明らかです。

 

 

自分でメロンパンを作るとしたら、こんなに色々なものを使うでしょうか。

 

 

化粧品・洗剤・シャンプーなど

 

人は皮膚から多くのものを経皮吸収します。

 

多くの化粧品類は、石油を原料した化学成分から作られ、肌の表面にあるバリア機能を壊したり、活性酸素を発生させる原因にもなります。

 

あなたが使っている、ものは何が材料になってできていますか?

〇〇に効果がある!というイメージで選んでないでしょうか。

 

腕の内側からの吸収率を1倍とすると、頬は13倍、首は6倍、頭は3.5倍で、粘膜である陰部などのデリケートゾーンは42倍、口の中は10〜20倍です。

 

成分はから体内に吸収されていきます。

 

必要な成分が必要な場所だけに効果を発揮してくれるわけでも、高い商品だからといって安全だということもありません。

 

発がん性や毒性の疑いのある成分も多くあります。

 

 

 

カビ毒(マイコトキシン)

 

お風呂場や湿ったところ、食品に生える黒かびや青カビなどが作り出すマイコトキシンは人にとっては有害です。

発がん性物質で、脳に炎症を起こすとも言われ認知症の原因の一つと言われています。

 

吸い込んだり食べることで、人の体内に入ります。

カビ毒は、加熱しても除去することはできません。

 

カビが生えているような場所には近づかないこと、家の中でカビを生やさないように注意すること、生えたらすぐに掃除すること、空気清浄機も有効です。

 

管理がしっかりしていないコーヒー豆やカカオ豆、ナッツ類もカビ毒に侵されていることが多いので、安くコーヒーが飲めるということと、安全とは別のことと考えたほうがよさそうです。

 

カビ毒は強い毒性を持っているので注意が必要です。

 

 

 

 

環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)

 

私たちは、体の中に流れる極微量の様々なホルモンの働きとバランスによって生きています。

 

この内分泌かく乱化学物質は、体の中に入り微量でも私たちのホルモンの働きを過剰にしたり邪魔をするなど乱し、発がん性不妊や生殖器能に影響することが分かっています。

 

 

ビスフェノールA(BPA)は、プラスティックの原料で、多くの食品の容器に使われ、容器から食品に移ります。

コンビニで使われるプラ容器も含まれており、特に加熱をするとより食品に溶け出すことが分かっています。

 

世界では乳幼児向けの製品に使用が禁止されているが、日本では規制はなく、多くのビスフェノールAが含まれれるプラスティック製品が当たり前のように使われています。

 

プラスティック製品はあまりにも私たちの生活に入り込んでいるので、取り除くことは難しいことです。

しかし、お弁当箱やコップ、水筒などの食器類など脱プラステック商品も多く出回るようになってきています。

 

 

 

生体異物

 

ホルムアルデヒトは、国際がん研究機構では発がん性物質であると認定しています。

 

建物の建材の防腐剤や接着剤として使われ、シックハウス症候群を引き起こすことで知られるようになりました。

ホルムアルデヒトは、繊維製品に対する防縮、防しわ加工、形状安定加工など使われ、含有の規制はあるものの衣類、つけまつ毛、医薬品、消毒剤、などにも広く使われています。

 

水に溶けやすい性質を持つので、新しく買ってきた衣類は単独で1〜2回洗ってから着るということで低減できそうです。

 

 

重金属

 

水銀、アルミ、鉛、ヒ素、カドミウムといった、金属のことで食品の中に含まれているので、体の中に入ってくることは防げません。

 

これらの重金属は私たちには神経毒であり、細胞の働きを妨げます。

体内で蓄積されるほど影響が大きく、アルツハイマー、発達障害、慢性疲労症候群、アレルギー疾患などと密接に関係しています。

 

この重金属の毒性は強いので、量によっては中毒を起こし死にも至ります。

 

重金属の中でも特に水銀の毒性は強く、なるべく避けたいものです。

海洋汚染が進み、大型の魚ほど食物濃縮されて水銀が体内に溜まっています。

できるだけマグロやカツオなどの大きな魚は避け、サバ以下の小さな魚を食べることをお勧めします。

 

 

 

紹介したのはほんの一部です。

 

私たちの生きている現代環境では、毎年2000もの化学物質が作り出されています。

 

環境汚染は世界中、空にも山にも海にも広がっていているので避けることは不可能です。

 

普通に売られているものに有害物質が入っているなど考えもしないと思います。人によっては神経質に気にしすぎだと思われる方もいらっしゃるでしょうが、50年前、30年前と、今では食べ物の中身が確実に違います。

 

良いと思って食事し、スキンケアをし、お風呂に入りますが、その度にさまざまな化学物質や有害なものも体内に入ってくるのですから、体は大変です。

 

体は有害物質を分解したり排出する力を持っていますが、限界があります。

 

これらが体内に蓄積されると、本来の細胞の働きを妨げられてしまいます。

抜けない疲れ、頭の働きが落ちる、神経が過敏、メンタルが落ちる、免疫低下でアレルギー症状や不調、病気へとつながっていきます。

 

自分を守る、より軽やかな体と頭と心でいるためには、できる範囲で意識して取り入れないようにすることです。

 

そして、有害物質を外に出すことを意識することです。

毒素を体の外に出せるのは便からが8割、尿や汗からが2割です。

当たり前ですが、毎日の排便、そして汗をかくことは大切な体の働きです。

 

水を飲むことで水溶性の有害物質は尿として排出されるので、1日を通してしっかり水を飲み、運動やお風呂などで汗をかいていきましょう。

 

脂溶性の有害物質は胆汁に乗って便と共に排出されますので、毎日しっかり排便ができること、そして毒素に耐えられる腸内環境に整えておくことが大切です。

 

 

 

 

ファスティングでデトックス

 

体に蓄積された有害物質をデトックスするのにファスティングが有効です。

 

多くの有害物質は脂肪細胞の中に蓄積されます。

ファスティングは脂肪を分解しエネルギーとするため、脂肪細胞の中に蓄積された毒素を分解し排出することができるのです。

 

体質改善、生理痛が軽減される、体が軽くなる、頭の働きが良くなる、メンタルが安定するなど、ファスティングを体験した人は様々な効果を感じますが、これもデトックス効果が大きいと考えられています。

 

 

 


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