私たちに必要なタンパク質、ミネラルが消化よく摂れる「ボーンブロス」の作り方と使い方。
誰にもいいこのブロス作りを習慣化してほしい!
ボーンブロスは、骨を長時間煮込無ことでタンパク質(アミノ酸)やミネラルを水分に溶け出させたものです。
消化吸収がよく、必要とされる場所に染み渡るような栄養価の高いものです。
どんな状態の方にも優しく栄養補給ができるので、ぜひ日々の栄養エネルギースープとして活用してください。
消化力が弱い人、消化機能が落ちている人、高齢の方、体調が優れない方におすすめです。
ボーンブロスは、タンパク質のコラーゲンが水に溶け出しゼラチン状になっていることで、吸収も良く体の中でも再合成が早いのです。弱った胃腸でも、効率良く栄養が消化でき吸収できます。
私たちの体のタンパク質の1/3はコラーゲンです。
コラーゲンは私たちの物理的な形を維持するのに欠かせないタンパク質で、骨、軟骨、肌、関節、血管、筋肉など全身にわたり必要なタンパク質です。
このボーンブロスには、そのコラーゲンがたくさん含まれています。
加齢とともに体のコラーゲンは減っていきます。
顔はハリがなくなりたるみやシワが出てきて肉付きが落ちていきますし、関節に炎症を起こして痛みが出たり、骨粗しょう症、血管に弾力がなくなり動脈硬化などが起きてきます。
このボーンブロスを日常的に飲むことで、ハリとしなやかさを作り出すコラーゲンタンパク質を効率良く摂れるのです。
腸粘膜を保護回復する力を持っています。現代食やストレスで腸が荒れ、多くの人がリーキーガット(腸壁に隙間が開き本来体の中に入ってはいけないものが入っている状態)を起こしていると言われています。
ボーンブロスは、この腸壁の修復にも欠かせない栄養素を摂ることができます。
このコラーゲンの中に含まれるグリシンというアミノ酸は、腸を始め体の中の自分でも気付けない静かな慢性炎症に対しても炎症を抑える効果があります。
同じくグルタミンというアミノ酸が、運動後に筋肉が壊れて回復するのに欠かせません。肉体を使う仕事の人、アスリート、運動会の日など、ボーンブロスが疲労回復を早めてくれます。
筋肉疲労だけでなく、ストレスがある時、怪我をした時などに使われてしまうアミノ酸なので、そんな時にスープで補給できると回復力が上がります。
また、グルタミンは腸の動きのエネルギー源でもあるので、腸の動きが悪人、便秘がちの人にも良いのです。
他にもボーンブロスには、デットクスを助ける効果、血糖を安定させる効果など、体にも心にも必要な栄養が詰まったスープになります。
だからと言って、がぶ飲みは厳禁ですよ。
日常的に、取り入れて体に栄養を巡らせてください。
〜作り方〜
材料
鶏ガラ 1Kg (骨や軟骨の部分から溶け出してきます)
・手羽先の先の部分だけがガラとして売っています
・手先、「もみじ」が売っていたらラッキー、ぜひこれで!
・骨つきの手羽中、手羽先、手羽元など
・俗に鶏ガラと言われるスケルトン的なガラ
水 2〜3ℓ
お酢 50㎖
他
ニンニク
生姜
ネギの青い部分
セロリの葉
にんじん
玉ねぎ
玉ねぎの皮(黄色い部分)ケラセチン
1、大きな鍋に全ての材料を入れて、強火で沸騰させて灰汁をとる。
2、弱火にして長時間煮出す。(できれば5〜6時間もっと長くできるならOK短くてもまあOK無理せずに。時間に比例して栄養がスープに溶け出す)
3、途中で水が足りなくなったら足してOK。最後は煮詰める。
4、ザルで漉して、ボーンブロスを容器に入れて冷蔵庫へ。
5、冷えるとゼラチン状に固まるので、上に固まっている脂をスプーンでこそげとって使う。
※ 保存 常温 持たない 栄養たっぷりで傷みやすいですよ
冷蔵庫で1週間ぐらいまで
冷凍庫で1〜3ヶ月ぐらい
慣れないうちは、面倒だと思うかもしれませんが、毎週決まった曜日にやるなど習慣化できるといいですね。
基本的に、鶏ガラと酢さえあればできるわけですから。そのほかの材料は、適当にあるくず野菜を一緒に煮ればいいし、なくてもいい。ポイントは、長時間と酢ですから。
食べて自分の体を観察してみてください。
このスープを飲んで、ホッするような安心感が広がっていく様子を。
この安心感や栄養が染み渡るような感覚は、実際に体に起こっていることです。
自分の体の感覚へしっかり意識を向けることで、体のことが分かるようになってきます。
もっと自分の体のことを分かるように感覚を磨いていきましょう!
脳が欲するものと、体が欲するものの違いも分かるようになってきますよ。
ボーンブロスの作り方はYouTubeライブ配信アーカイブでご覧いただけます