鶏ムネ肉をしっとり柔らかく焼こう!
鶏ムネ肉は、パサパサするから不味い、買う気になれない、上手に料理できないなど多くの方から聞かれます。
なぜそのようになるのかが分かれば対処法も見えてきます。
鶏ムネ肉を柔らかくしっとりと焼く!
鶏ムネ肉がパサパサや硬くなってしまう主な理由は
加熱により肉の繊維がギュッと縮むことと、水分が失われてしまうということ
解決方法として
★焼き方が大切 → 加熱しすぎない
★調理前に肉を柔らかくする
【肉を柔らかくする】
○料理前にタンパク質の分解をする酵素に漬ける
繊維も分解されるので焼き上がりが柔らかくなる
漬け時間20分ぐらい~1日
甘酒や塩麹(日持ち効果が絶大)
玉ねぎのすりおろし
キウイフルーツのすりおろし
まいたけのみじん切り
他 パパイヤ、いちじく、洋梨、メロン、生姜、など
○塩水につけて水分を補給する(ブライン液)
焼けば水分は失われますが先に補給しておくことで水分を保つことができる
塩水は細胞の中に入る力が強く細胞壁が壊れるので柔らかくなる
漬け時間1時間ぐらい~1日
100gの水に対し3g~5g(小さじ半分ぐらい)の塩を溶かし、肉と一緒にコンテナか
ジップロックに入れる(肉が全て塩水に浸かるように)
○ホエーに漬ける
漬け時間20分ぐらい~1日
ヨーグルトの上澄みの薄黄色い水の部分
乳酸の力で柔らかくなる
○マリネ液に漬ける
漬け時間2時~8時間ぐらい
エキストラバージンオリーブオイル、玉ねぎ、ニンニク、ハーブ、スパイスと酸(レモン汁、
白ワイン、ビネガー)と鶏ムネ肉をジップロックに入れて空気が入らないように閉める
【焼き方】
○加熱前には室温になっているように冷蔵庫から先に出しておく
急激な温度変化は繊維の凝縮を強くし硬くなる
外側は火が通っているのに中はまだという焼きムラが起こる=不均等な焼き加減
○繊維を壊す
物理的に繊維を壊すことで柔らかくなる
削ぎ切りにして綿棒で叩く
○必要以上に加熱しない!
加熱時間が長過ぎれば、せっかく上のことをしていてもパサパサになります
短時間にムラなく加熱する方法として
削ぎ切りにして叩いて厚みを均一にして目を離さず短時間で焼く
具体的なやり方はYouTubeライブ配信のアーカイブでご覧いただけます