冷えストレス

 

今年の10月は、かっ飛ばして寒くなってる。

急な冷え込みに、体、追いついてますか?

 

 

気温も湿度も乱高下し、体がついていけないから気力もダウン。

 

そんな声が私のところに増えてきいます。

 

 

季節の変わり目は、気温も湿度も不安定。

晴れてあたたかい日もあれば、冷える日もある。


そして、雨で湿度が上がり、翌日は一転してカラッとしている。

 

外の環境が変わっても、皮膚の内側では37度を守るために、体は全エネルギーを使っています

 

体は「寒さ」というストレスに対抗するために、抗ストレスホルモンの「コルチゾール」を分泌します。


でも、急激な冷えが続くと、コルチゾールもバンバン出すけれど、頑張っても頑張っても追いつかず、体は疲れてきます。

 

 

 

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寒さを感じると、自然に体を固めますよね。


そのぎゅっと固めた筋肉の状態は、交感神経を高めます。
交感神経が高いということは、体が「緊張モード」になっているということ。

 

エネルギーを生み出す場所は、細胞の中のミトコンドリア。
エネルギーは、すなわち“熱”です。

 

交感神経が高く緊張モードでは、血流が悪くなり、酸素も栄養も届かず、細胞がエネルギーを生み出せないということ。


エネルギーを生み出せないのなら、さらに冷える。

まさに<冷えのループ>。

 

 

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夜になっても筋肉の緊張が抜けず、交感神経が下がらない → 睡眠の質が悪くなる。


朝起きると肩がこってる、体が重い、疲れが取れていない……そんな流れです。

 

「冷え」は免疫を下げ、血流を滞らせ、メンタルにも影響を与えます。


冷えを放っておくと、体も心も“生きる力”を発揮できなくなってしまいます。

 

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冷えない体にすることは大切だし(これについてはまたの機会に)
活動的に動いて、体の中からポカポカと温かく過ごすことを意識したいもの。

 

 

でも冷えて調子が上がらない人、特に筋肉が少ない人は、
寒いのを「我慢」するのはもうおしまい!


“自分を守るあたたかい習慣”を取り入れてほしい。

 


温かく過ごす意識を!

 

  • 首・足首・腰は絶対に冷やさない
     この3つは冷えの出入り口ですからね。

  • ホッカイロは腎臓のあたり
     背中の腰骨の少し上、帯の位置。ここを温めると全身の血流が良くなり、自律神経も落ち着きます。

  • 温かい飲み物を常にそばに
     白湯やしょうが湯、スープなど、内側からも温めましょう。

  • お風呂はぬるめで長めに
     副交感神経が優位になり、深い眠りにつながります。

 

 

冷えを「仕方ない」と軽く見る人が多いけれど、
それは「体の元気を生み出すエンジン」が止まりかけているサイン。

 

 

体にも心の状態にも深く関係しています。
温かく過ごすことは、ただの快適さではなく、自分の生命力と直結していること

 

冷えストレス、甘く見ないではね。