腸②腸内環境を改善する

お腹の症状として

 

・お腹の張りを感じる時がある

・便の状態がゆるかったり固かったりする

・便のにおいがかなり臭い

・お腹が痛くなる

 

こんな便やお腹は、悪玉菌が多くなり、異常発酵が起こっていると考えられます。

 

 

 

乳酸菌をとるだけで、改善する人もいます。

ビオフェルミン、乳酸菌、酪酸菌の3つの菌が入っている、ビオスリーは薬局で入手できます。

 

 

しかし、乳酸菌を摂るだけでは改善しない人も多くいます。

腸が悪いと、必要な栄養も消化吸収されにくく、栄養あるものをとっても効率よく吸収できず、なかなか疲れを回復できません。

 

長い間、胃腸の機能が悪くなっている人は、胃腸が固くなっています。自分のお腹を触ってみてください。

 

消化酵素が少なかったり、悪玉菌が増えている可能性があります。

 

 

 

 

消化酵素が少ない

消化酵素が少ないと、タンパク質を十分に分解できないまま腸壁を通り抜け、体内でアレルギー反応を起こします。

 

そして、小腸でタンパク質が消化吸収しきれずに腸内細菌の待つ大腸まで降りて、悪玉菌の餌となり腐敗ガスを出しくさいガスがでたり、くさい便になります。焼肉の翌日に便がくさい!という経験はありませんか。

 

 

 

 

改善のためには、消化酵素をサプリで摂ることもできますが、まずはお肉やお魚を消化良く食べることです。

 

一度にとる量は、自分の手のひらサイズで、一度に大量に食べない。柔らかく煮る、消化を助ける大根おろしと一緒に食べる、ミンチにするなど、食べる時にはよ~く噛んで食べましょう。

 

 

 

 

 

 

悪玉菌が増殖

悪玉菌はガスを多く生み出します。

悪玉菌が増えると日和見菌のカンジダ菌は俄然猛威をふるい、アンモニアやアセトアルデヒトを生み出し疲労感や頭に霧がかかった状態を生み出します。

 

 

 

 

腸内環境改善のためには、まずは、食べてはいけないものを避けることから

 

 

砂糖や甘いもの

砂糖は、悪玉菌が好む腸内環境をアルカリ寄りにします。そして、砂糖を餌として増殖する悪玉菌がいるのです。

 

砂糖が影響を与えるのは、腸内環境だけではありません。

砂糖や甘いもの、甘い飲み物を摂ると、急激に糖が体に入ることになり、血糖値が急激に上がります、それを下げるためにインスリンというホルモンが大量に出て血糖値を下げます。

 

血糖はエネルギーを生み出しますが、この血糖値の乱高下はエネルギーの不安定さにつながり、体が疲れやすくなったり集中力が切れたり、感情が不安定になることにつながっています。

 

安定した血糖値を保つことが大切で、安定した血糖値を維持できる糖質は甘いものではなく、お米や芋類などの炭水化物です。

 

 

 

小麦(グルテン)

小麦に含まれているグルテンというタンパク質が問題です。小麦はより美味しくなるようにより簡単に作れるようにと品種改良、遺伝子組み換えが進んできました。その結果グルテンタンパク質のゲノムが変わってしまいました。

 

そして、腸壁に隙間をあけて、腸漏れ(リーキーガット症候群)の原因にもなります。

腸を傷つけ、炎症を引き起こす物質です。

 

腸内環境が整ってくれば、多少の小麦はとっても大丈夫になることが多いですので、腸の状態を整えるための期間はしっかり避けて、ケアすることをお勧めします。

 

 

 

乳製品(牛のお乳)

牛乳に含まれているカゼインというタンパク質は、小麦と同様、牛の品種改良などが進んだことで、タンパク質の状態が変わり、私たちの腸を傷つけ、炎症を引き起こします。

 

 

 

加工食品

加工食品にはいろいろな問題がありますが、腸内環境において気になるのは、保存料です。

保存料は、腐らせない作用があるわけで、生きている腸内細菌たちを減らすことにつながります。

また糖分をかなり多く使うのも気になるところです。

 

 

 

ではどのような食事が良いのか

 

食材を買ってきて、家で作る食事が一番です。

和食やパスタやピザやパンなどの小麦を除いたイタリアンがお勧めです。