ハーブが豊かに香るお風呂タイム。
私は、今年の春から庭のような畑を持ち、
季節の野菜や花、ハーブを育るようになりました。
そして、強く実感するようになったのは、自分は自然の一部であるということ。
というより、自然そのものとつながっているという感覚です。
自然に包まれ、自分の存在と溶け合っていくような感覚。
不足しているものは何もなく、
“ちょうどいい”という状態がただそこにある。
それを感じさせてもらえる貴重な一年です。
自然とつながる
自然とつながるというのは、
さまざまな形で“いただく”ことだと感じます。
🌱食べていただく
🌱見ていただく
🌱香りでいただく
🌱皮膚からいただく
🌱聞こえない音や、風と共に生み出す音からも
どの形も、私たちを整える力があります。
今日、紹介するのは
「香り」と「皮膚」を通じて植物の恵みをいただくのが、ハーブバス。
植物が持つ力
植物は自分から移動できない存在だからこそ、外敵や環境の変化から身を守るために、
自らを整えるための成分をたくさん作り出しています。
それが「フィトケミカル」と呼ばれる物質です。
抗酸化・抗炎症・抗菌など、私たちの健康を支えるさまざまな働きを持つことが、
科学的にも少しずつ分かるようになってきました。
お湯にハーブを入れると、植物の成分が湯に溶け出します。
それが皮膚を通して穏やかに吸収され、血流や代謝のめぐりを助けてくれます。
香りは、鼻の奥の薄い粘膜を通し、脳へと瞬時に届きます。
香りを嗅いだ瞬間に、
気持ちが変わったり
懐かしい記憶がよみがえったり
そんなこと、ありますよね。
それは香りが大脳辺縁系に直接作用するから。
つまり、香りは感情や記憶に直結する“信号”です。
お風呂と香り
お風呂に植物=ハーブを入れるという習慣は、とても古くからあります。
日本では、しょうぶ湯やゆず湯がありますね。
体を温め、邪気を払い、季節の変わり目に心身を整える知恵として受け継がれてきました。
現代のハーブバスも、決して“おしゃれな香りのリラックスアイテム”ではなく、植物が本来持つ力を湯を介していただく、豊かで確かなセルフケアです。
疲れをとるだけでなく、呼吸を深め、神経をゆるめ、心のバランスをやさしく整えてくれます。
ハーブの優しい香りは、その日の自分に合わせて、そっと寄り添ってくれるように感じます。
12月に、ドライオーガニックハーブを使って、ワークショップを行いますが、その中で「ハーブバスミックス」も作ります。
ハーブのブレンドによって、リラックス系、リフレッシュ系など、それぞれのハーブの持つ力で香りも作用も変わってきます。
フレッシュハーブをブーケにして、湯に浮かべることもできます。
私は、ドライもフレッシュも両方同時にすることも多いです。
ハーブバスの本当の魅力
そして、私が何より感じているのは、
ハーブバスの本当の魅力は「自分を大切にする時間」そのものにあるということです。
香りや植物の力ももちろん大切ですが、
お湯に浸かりながら「ふ〜っと、自分をゆるめる」と意識すること。
その穏やかで開かれた気持ちが、実際に神経に働きかけ、
細胞がゆるみ、体の緊張がほどけていきます。
そこにハーブの持つ自然のエネルギーが重なり、
より深い癒しへとつながっていくのです。
つまり、ハーブバスは、
植物の力と、自分を思いやる心の両方があって成り立つもの。
ハーブがなくても、
「自分をケアする時間」と決めて湯に浸かり、意識を体全体に広げて開く。
それだけでも、体も心も自然のリズムと調和していきます。
ハーブがあれば、それはより効果的にサポートをしてくれます。
ハーブバスのレシピは、また別の機会にご紹介しますね。


